長坂真護様ご講演記録
こんにちは。美術家の長坂真護と申します。同時に、マゴクリエーションという会社を起業して5期目で、代表をやっております。
谷口さんの話で、ものすごい地球の危機、ワールドクライシスがあって、地球温暖化等、たくさんの問題が起きていて、さっきの45分間すごく胸がいっぱいになって、へとへとになりながら聞いていました。たぶんきっと、今聞いている81名の皆さんも、どうしたらいいんだろうと考えていると思います。
ドイツのデモが起こっている映像の中でも、キャピタリズム、資本主義反対という垂れ幕も出ていましたが、僕たちはどうやってこういう社会を強く生き抜いていくのかということを皆さんに分かってもらえたらいいなと思います。
といっても、僕はもともと4年前までただの路上の絵描きでした。住所不定で、世界15か国くらいを回り、ずっと絵を描いていました。そんな僕が4年前に、ガーナのスラム街を訪れたとき、資本主義の真実を見て人生が変わりました。
今日は、資本主義の一つの正体、真実について、先ほどご紹介いただいた映画「Still A Black Star」の予告編を用意したので、まずはこの映画を見て頂きたいと思います。
「3年前僕はこの地で、資本主義のまぎれもない真実を学びました。五万とある製品が世界中で売られ、使われ、アグボグブロシーのようなところで最後をとげます。ここでは、世界中の廃棄物がリサイクルされています。その結果、地球上において最も毒性の強い場所をつくり出しています。同時に、自分もそういった廃棄物を生み出している一人だときづきました。破綻しているリサイクルシステムにごみを捨てることで、終わりのない消費という流れに加担していました。
初めて焼却所に行ったとき、たくさんの廃棄物が地面に横たわり、焼却されているのを見たのですが、これらはまだごみにはなっていないと考えたのです。これらはまだ生きていて、使い道が残されていると。アグボグブロシーの人々の内なる声と苦悶が蓄積する電子廃棄物に溜まっていくのです。それらの廃棄物を手に取り、先進国のみんなに伝えなきゃいけないと思ったんです」
ご視聴ありがとうございます。これは、映画のトレーラーです。
■活動のきっかけ
映像は、ガーナのスラム街アグボグブロシーという町です。2017年6月に僕はたった一人でここを訪れました。ここにあるごみは全て先進国から投棄されたもので、東京ドーム32個分になります。ここに3万から8万人の集落が住んでいると言われています。戸籍がないので統計が取れていないですが、僕が実際に訪れたので、何万人という人が住んでいることは確実です。そういった街で僕は4年前から活動を始めました。
どうして彼らがごみを燃やしているかというと、アグボグブロシーは、世界のE-Wastの墓場と言われていて、ごみを燃やすとレアメタルやアルミ、コパという一番多く取れる銅等を売ってお金にして、生計を立てています。
1日12時間労働で500円、5ドルの賃金で、ガスマスクも買えずに毎日働き、彼らは30代40代で死んでしまうと言われています。僕が面倒をみている男の子のお父さんも、この間40歳で亡くなって、僕は今4年目ですが、我々が不法投棄したごみで本当に問題が起こっているということを目の当たりにしました 。
2019年時点で50万トンのE-Wasteが投棄されていますが、2030年までにさらに40%が増え、この廃棄量の うちの14%が不法投棄とされています。不法投棄の中の数パーセントがアグボグブロシーに捨てられていて、文献によると、年間60万トンに及ぶ不法投棄が毎年行われているという現状を知りました。
当時は32歳で、路上で絵描きをしていた時に、世界で我々が発展すればするほど、貧困地の貧富化がどんどん進むという経済紙の記事を目にし、リュック1個でスラム街に飛び込みました。彼らは、我々のせいでこういった生活を虐げられているにもかかわらず、僕を受け入れて10日間生活を共にしてくれました。
世界最悪のスラム街として、現地のタクシーでも乗車拒否をされるくらいのイメージがあり、僕は第1回目の渡航で彼らに良くされていましたが、次も行くかどうか、正直自信がありませんでした。そんなとき、僕が帰る際に肩を叩かれて、「金品とられるのかな、身ぐるみはがされるかな」と思いましたが、彼らは1つだけ僕に言いました。「真護 、次も来てくれるんだよね。次は、真護が付けているガスマスクを俺たちにも持ってきてほしい。僕たちも死にたくない」僕は、彼らのシンプルな心の叫びを耳にしました。
僕には選択肢が2つありました。1つは「世の中には目をつぶらなきゃいけない場所がある。自分は幸福だ。日本人で良かった。これからもこういった社会背景を胸に生きていこう」という、言葉を悪くすると、見なかったことにしようということです。もう1つは、谷口さんも言っていましたが、「自分ができることをやってみよう」ということです。
当時は、資金も資本も全くなく、貯金も20万円くらいでした。恥ずかしながら、32歳でもそのぐらいの金額しかなく、そのお金でガーナに行っていました。「彼らを救いたい・ガスマスクを買いたい」と思っても全くお金がありませんでした。
そこで、あるアイデアを思いつきました。彼らですら、いらないごみがあったんです。それは、この絵にあるようにプラスチックのごみです。プラスチックは、貧困国ではリサイクル技術が確立されておらず、彼らでも土に捨ててしまいます。問題は、土に還らないマテリアルであることです。金属をもぎ取られたプラスチックの屍が地表を包んでいます。
作品に「真実の湖Ⅱ」というタイトルをつけたんですが、ごみが捨てられている場所は、もともと湖で、おそらく金属を燃やして冷ますのにすごくいい場所だったのではないかということで、そこに住む純真無垢な男の子、現地にいるアビルー君という男の子の絵を書き、この湖の中に我々の責任が蓄積してごみの大地を作ったという作品を発表しました。
もちろんごみから全て作っているので材料費はたった1万円ですが、2019年に1枚2200万円という高値で販売を開始することができました。それを機に、僕は彼らへの還元・恩返しをどんどん始めていくことになりました。
まず、彼らががんにならないための延命処置として、ガスマスクを1000個と毎月定期配布を200個始めました。そして、彼らに環境、英語、語学、算数等いろんなものを教える無料の学校を教師2名で展開しています。
新たな観光収入ということで、「MAGO E-Waste Museum」というミュージアムを作りました。これは同時に、スラムへの初めての文化施設の提供で、ここでアーティストたちは教育を受け、先進国で彼らが描いた絵を売った利益の10%をお給料に使っています。1万円の給料ですけれども、ガーナの平均給料は1カ月5000円なので、いい絵を描けば、2か月分の給料が子どもでも稼げる仕組みを、ミュージアムを通して作っています。
そして、ごみをアートにして、ごみに価値をつける「サステナブルアート」を提案し、新しいチャレンジに出ました。今、大学生の間でも資金調達で使われるキャンプファイヤーで、当時歴代一位、映画部門3,100万円を集め、先ほどトレーラーを見て頂いたハリウッド映画を作らしてもらいました。2020年に「Impact Docks Award」で4部門を受賞し、いよいよ今年10月にアメリカで公開を予定しています。
■サステナブルとは?
次に、僕がごみのアートを「サステナブルアート」に変えることに至った経緯や、SDGs、サステナブルの意味を簡単にお話ししたいと思います。
僕が初めてサステナブルという言葉に出会ったのは、2015年、年末のパリでした。11月13日のパリ同時多発テロで、当時、バタクラン劇場というライブハウスやいろんなところが襲撃され、150名の死傷者が出ていました。この時、僕は上海で個展をしていました。でも、こういう事件が起きて、僕の心はなぜかここに足を向かわせなければいけないと強く感じ、日本から僕一人しか乗っていないガラガラの飛行機に乗って、現地に行きました。
それまでもパリへは何回も行っていて、3か月住んでいたこともあり、芸術の都パリでたくさんの芸術を学びました。大好きだったパリが初めて死の恐怖に怯えているのを目の当たりにし、恐怖を覚えました。
当時、すごい印象的だったのは、ギャラリーラファイエットというデパートで、営業中に酔っ払いが戸をばたんと閉めました。その瞬間に全員伏せたんです。僕もものすごい身の毛がよだつ気持ちで伏せました。気丈に「テロに屈しない」と言っていたパリの市民ですら、全員が怯えていました。僕は本当にそれを忘れられません。その時、自分が先進国に住む人間として情けないなと思ったんです。
僕が描いたこの絵は2丁拳銃を持っているんですが、避妊具で人を殺す道具を否認しています。テロが起こる3カ月前の2015年8月に発表しました。避妊具も人を作らないマイナスの要因で、人を殺す道具も人を殺すマイナスの要因なので、掛け合わせれば中和化してゼロになって、戦争がなくなるんじゃないかと、平和な日本の百貨店で発表していました。
自分は安全な国でなんて独りよがりなアート製作をしていたんだろうと思い、そこから1カ月、絵を描けませんでした。
2015年12月の暮れに大きな満月に出会いました。満月を見て、今まで悩んでいたことや自分の欲など、いろんなものが一瞬忘れられて無になれたんです。その時分かったことは、「平和」は戦争をなくすことではなくて、芸術家として、人ひとりに心が輪になる絵を見せて、その人に平和をプレゼントすること。そういった対話は一人でもできるのではないかと思い、僕の「満月」という作品が走り始めます。
この決意の数日後、僕は運命的な出会いを果たしました。ギャラリーラファイエットで、あるロサンゼルス人の女の子に出会いました。その子と何気なく話をしたときに、「LAで何のビジネスをしているの?」と聞くと、サステナブルカンパニーでオーガニック化粧品を売っていると答えました。「オーガニック化粧品売っているのであれば、肌や自分にすごく健康なんだね」と言ったら、考えが浅いと言われました。「オーガニック化粧品を売れば売るほど有機農園が増える。我々はファンや売上を増やすことによって地球をけん引する取り組みをしている」と言われました。資本主義の中で、これだけ生産性を持ちながら、地球をけん引する方法があったのかと、僕は青天の霹靂でした。2015年12月31日にパリで、ものすごい概念に出会いました。
サステナブルは簡単です。文化、経済、環境の3つを覚えるだけでできます。彼女は、オーガニックヘルシークラブを作っています。会員を増やし、みんなでオーガニック化粧品を使うことによって、化粧品が売れます。メーカーはキャッシュを得るので、有機農園が増えます。化粧品が世界的にヒットしたり、いろんなところで増えれば増えるほど、有機農園がどんどん増えていきます。
こんな資本主義政策があったのかと驚き、当時、日本に帰って、マゴクリエーションというサステナブルクリエイティブカンパニーを作りました。
僕はこの後、ガーナに渡航し、ヘルシークラブをアートに変えました。アートの売り上げをガーナのスラム街に。ごみのアート制作をすればするほど、ごみが減るといった「サステナブル・キャピタリズム」の構築に成功しました。アートが売れれば、ガーナのごみが減り、コレクターはアートを飾るので、ごみ問題が周知され、ごみ問題が解決するという思想・アクションにしました。
僕は、一枚のアートが売れた奇跡をたまたまにはしませんでした。ごみを使ったアート作品を年間で625点描いています。アーティストは年間、大体5,60点を描きますが、10年分に値する数を僕は今、一人で制作しています。
去年、コロナ禍にもかかわらず、アートの売り上げだけで3億円を達成し、今年は6億円から10億円を見込むような成長をしています。我々の販売チャンネルは、「MAGO GALLERY」というギャラリー運営と百貨店、オンライン販売です。
ギャラリーは、現在日本に7店舗と、8月には香港、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルスにオープンします。我々の行動は「サステナブル・キャピタリズム」のムーブメントを世界中に広げています。
百貨店の展覧会では、ごみのアートに2万人が来場しました。これは、谷口さんも言っていましたが、人を動かすのは知識ではなく何か楽しいこと、「エンターテインメント」であるというのは、僕らも同じ認識です。辛いことばかり発表している事業や慈善事業は限界がきます。365日その胸を持って生きていると、僕らがへこんでしまいます。
中には、涙を流しながらアートを見て、感動して下さる方もいますが、純粋に絵をコレクションしたり、アートを見て楽しむといったエンターテイメント化を目指しました。
そして、2カ月前の新宿伊勢丹店の展覧会では、美術展歴代1位の売り上げを達成しました。世界一位の売り上げを誇る伊勢丹がごみを売る時代が来た。ごみを売る時代と言うと語弊がありますが、「持続可能な社会に価値がつく時代」がもうここまで来ていることを立証できたような瞬間だったと思っています。
■今後の活動について
僕は一起業家としてマゴクリレーションという会社を作り、今までに10億円以上のアートを売ってきましたが、ただ単に資本主義でお金持ちになりたいという気持ちは一切なく、2030年までに100億円の規模に膨らませ、ガーナにリサイクル工場をプレゼントしたいと思っています。冒頭のスライドにあった、「死にたくないからガスマスクを持ってきて」と言われたあの時の気持ちから何も変わっていません。1万世帯はある雇用を全創出するような、最先端の工場をプレゼントしたいです。おかげさまで、我々は数億円のキャッシュを得たので、2021年にコロナのワクチンを待って、「第一リサイクル工場」を年末から稼働させていきます。
今日持ってきた人形のミリーちゃんは、目や髪の毛などの、現地の大地を現したものはガーナのごみでできていますが、皮膚や靴の部分は、ガーナにも捨てられたE-Wasteを細分化し、きれいにして、日本の工場で作られた「リサイクルペレット」というもので作られています。「リサイクルペレット」は魔法のチップで、ナイロンの生地やプラスチックのおもちゃなど、いろんなものをつくることが出来ます。ミリーちゃんは絵具以外、100%廃棄のE-Wasteでできています。
「ミリーちゃんプロジェクト」では、第二のアンパンマンを目指し、道徳アニメを作ろうとしています。アンパンマンは「強いものが弱いものを守る。何があってもあきらめない」最高の道徳アニメであると同時に、最高の商業アニメです。みんながおもちゃを買うので、商業性も道徳性もあって、とても良いエンターテイメントですが、唯一欠点があります。顔が濡れることじゃないですよ。環境負荷が高いことです。
石油製品でおもちゃが作られているので、消費社会の構造の上では地球負荷を高めてしまいます。我々は全て「リサイクルペレット」を使って作るプロジェクトをしていきます。
文化・経済・環境の「サステナブル・キャピタリズム」で、アニメという文化に変え、グッズを売ることによってお金を作り、実質的にプラスチックごみを減らします。アーティストは一人の活動ですが、世界中に配置したギャラリーで、皆でできるような活動として、ミリーちゃんと一緒に状況を変えていこうと準備をしています。
ミリーちゃんの人形は、ごみを破砕したものを熱で溶かし、3Dプリンターにだして積み上げたもので作っています。この技術を使って、僕らが大阪万博でやりたいことがあります。
今、月の塔、7 mの「ムーンタワー」をメインモニュメントとして、ガーナのミュージアムで展示しています。真ん中に光る月のオブジェは、現地の子供たちと川に流れついたペットボトル等を拾って、全部編み上げて大きいランプシェードを作りました。これの最先端版を大阪万博で発表したいと思っています。
これは僕の作品ではないです。ごみを一個でも寄付した人全員がムーンタワーの作成者となれるような、共創力を高める作品になっています。もちろん、自然エネルギー100%です。僕の構想では、宇宙に向けたアンテナになっていまして、宇宙の電波をキャッチしてその電波を音に変え、「ムーンタワー」を見ているみんなが宇宙の音をリアルタイムに聞ける、そんな装置にしたいと思っています。
なんでそういうことをやりたいかというと、僕がパリで見た満月です。あの時のヒーリング作用が宇宙空間にあることに最近気付きました。34万キロ先の月が分かるのは、太陽の反射の光で、それを見て僕は心が輪になりました。考えてみると、我々は壮大なものを見たり感じたりすると、いかにちっぽけで、地球の中の一生物として生きているかを体感できるので、それを体現したいと思っています。
この月の塔は、日中暖められたソーラーパネルで充電をして、夜はその日の日照量で点灯時間が変わるといったエシカルなものにしたいです。それだけ、太陽のありがたみを感じるものになると思っています。
大阪万博が開催されたのは半世紀前です。ペットボトル等の石油製品が出始めたのも半世紀前でした。我々の発展の方が、地球環境よりもプライオリティが高かったと思います。当時のEXPOは、最先端技術や超近未来といったものを展示するものが多かったのではないかと想像できますが、岡本太郎が建てたその時のエネルギーの象徴は、「太陽の塔」でした。これに照らされる「月の塔」は、超循環型社会を作っていかなければいけないと考えています。
「太陽の塔」ができてからたった50年で我々はものすごく地球をぶち壊してきました。我々の知恵は超環境破壊を起こしてしまって、自然サイクルよりも消費サイクルが早かった証拠だと思っています。でも、自然のサイクル以上に超循環型社会を作るのも、地球で唯一の知的生命体の我々しかできないと考えています。持続的な社会を作り上げるのは間違いなく我々です。
忘れて欲しくないんですが、僕は今日、こういう場所で講師としてお話をさせてもらっていますが、本当に貧乏で世界10何カ国の路上で絵を描き続けて、世界中の主要都市のギャラリー500店舗を回って「僕の絵を買ってください、僕の絵で個展を開いてください」と売り込みをしていました。僕、僕、僕、僕、全部自分のためでした。全く誰にも相手にされなくて、32歳まで母親からろくでなしと言われ、家賃も払わずに1年間家に転がりこんだり、当時付き合った彼女や友達の家を転々としていました。僕は、ガーナのスラムに出会って、彼らの笑顔に出会って、心が変わりました。
サステナブルはすごくシンプルです。「文化」はただ楽しむだけです。環境問題とか社会貢献と言いますが、地球をきれいにしようってことなんです。
これから若者や学生の子たちで起業したり、仕事したいと思っているみんな、海外とかでデモを起こしている子たちは、今の資本主義社会に不満があるが、どうしていいかわからないからデモをしています。だったら、地球を綺麗にして、楽しくお金を作る方法を考えればいいと思います。僕は、ガーナのごみを減らす仕組みを一生懸命考えています。
実は今、世の中の投資家やお金を持っている人達、ステークホルダーはお金が余っています。 アイデアが古すぎて、出資するところやお金をプレゼントする場所に困っています。勇気を持って、次世代の「サステナブル・キャピタリズム」、「サステナブルワーク」をやれば、楽しんで地球をきれいにして、お金を稼げます。もうネガティブキャンペーンはやめましょう。ポジティブに超循環型社会にできるのは、絶対に人間だと思っています。
僕がこのクリエイティブアクションを通して皆さんに本当に言いたいのは、「たった一人の行動」ということです。当時、貯金も20万円しかなくて、何億円の工場を作るとか、アニメや映画、世界中にギャラリーがあると言いましたが、4年前は1つも持っていませんでした。たったこの数年でここまで来ました。僕は100億円という投資で、自分の実業によって彼らに恩返しをしていきます。これは、今日みんなに約束をします。
僕が特別な人間じゃないということだけ、すごく分かってほしいんです。4年前までは、たった一人の絵描きでした。すごいシンプルに言うと、もうテクノロジーはいろんなものを用意してくれました。これは、先人たちの努力だと思っています。我々が平和を手に入れるために、おじいちゃんとかお父さんとかが一生懸命働いてくれました。だからこそ、僕たちはデモ活動や平和的思想を討論できるようになりました。数十年前まで、こんな会話すら許されていなかったと思います。
全てのものが用意された今の時代に求められているのは、たった一つです。才能があることや知識があることではないです。「勇気を出すこと」このひとつだけです。みんながやっていないからやらなくていい。この状況はおかしいけど、おかしいと思ったら否定されるかもしれないから、声を上げるのをやめよう。その逆をやってください。
僕は「資本主義はおかしい。何で同じ人間なのにこんなに差があるんだ」って、勇気をもって声を上げました。僕は馬鹿だし勉強もできないし、人との関わりもすごく苦手でした。でも、勇気をもって声を上げたその一言が、今の時代、全世界に SNS があり、メディアを通して世界中に張り巡らされる仕組みがあります。
みんなが求めているものはあなたの「勇気」です。楽しいことを、自分がやりたいと思ったことを、自分ごとではなくて地球ごと、それを楽しく、お金を稼いで、その稼いだお金を次世代の若者達に託してやってください。たった数年で我々は地球を変えられると思います。
僕の伝えたいことは言えたので、今日はこのくらいにしたいと思います。マゴクリエーション代表 長坂真護でした。ありがとうございました。
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